コラム 17件

デザインについて

2015.03.7

 私も50代になり、若手建築家からいろんな相談を受け
ます。稲嶺邸(小)最近多い質問が「どうしたらクライアントにHITするデザイン力が身に付きますか?」というものです。
住宅でいえば、クライアントによって悩みは様々です。「今の部屋が狭い」「風通しが悪い」「光が入りにくい」「動線が長い」などそんな困り事の一つ一つに耳を傾け、解決し(私の場合は自然の光と風を取り込むイメージスケッチを提案しながら進めていきます)クライアントの新しいライフスタイルを輝かすためのお手伝いを空間デザインのプロとして意識しながら、毎日を積み重ねていけば必ずデザイン力が身に着くと思います。
 20年前の私もそうでしたが、I-House(那覇市)若い頃はデザインを自分のために使っていたような気がします。「かたち」や「色」で目立つことに意識が働きやすい時期でもあります。しかし、それがメインではないことに気づいてきます。
 少し難しい話になりますが、クライアントのために常日頃から社会問題に目を向けることが大切だと思います。現在「地球環境」「少子高齢化」「職人不足」等の問題が多くの紙面を賑わせています。そういった困り事を雰囲気的に腐食するような「人と自然にやさしいデザイン」を目指し、自らの作品が美しい景観の一部となることに貢献してほしいのです。
 建築の好きな若い世代のパワーがそこに注がれ、日々
真剣に取り組んでいる姿勢がクライアントの心に響き
地域にも認められると思います。