コラム 17件

社会問題化する職人不足、工事費高騰について

2014.10.31

無題現在、私の事務所でも10%へ上がる増税前のプロジェクト
が多く、特に個人住宅の依頼が増えています。
その増税や震災による復興支援、少子化など様々な要因が
重なり起きている今回の深刻な職人不足と工事費高騰がい
つまで続き、いつ頃落ち着くのかは不明確であり、確定的
な答えは出ていません。
そんな中、特に若い施主に提案し了解を頂いているのが「将来の設計を踏まえ2段階で家づくりを計画的に進めては?」という事です。
工事費が高い時に1回で全部つくらなくてもと言っているのです。例えば、沖縄には生まれ年を気にしたりユタのアドバイスを受ける方も多く、1度耳にすると予算厳しい中
今年どうしても着工したいと言います。
稲嶺邸(那覇市)このようなケースでは、施主のトータル予算を現予算と将
来予算に分け、先に現予算で増税前に最低限必要な部屋をつくり、その後工事費が落ち着くタイミングをみて外構工事などの残工事がいつでもスタートできるよう設計士に図面を準備してもらうのです。
今後も続きそうな職人不足。現場側の工期短縮が期待できない分、これからは設計側がコストパフォーマンスを踏まえながらプランから完成までのトータル的なアドバイスをスピーディーにリードしていくことが、初めて家づくりを行う施主からもっとも期待されてきます。
  (2014.10.18 トータルリビングショウ・パネルディスカッションより)